あるるの独り言

好きなものをまったりと

世界で一番好きな時間

旅行とかでたまに田舎に行くと時間の流れる早さが違うことにびっくりします。

私は生まれてからずっと東京の下町に住んでいるので感じやすいのかもしれませんが、東京で普段暮らしている時の1時間はあっという間に過ぎてしまうのに、田舎の1時間てすごく長く感じるんですよね。

勿論、初めて行った土地ゆえ刺激をより多く感じているからというのもあると思うのですが、親の実家の様に何度も訪れた土地であっても田舎というのは時間の流れがゆっくりに感じるのが不思議なところです。

 

初めて内浦に一人旅をした時もその感覚は強かったのですが、自分の人生の中で最もゆっくりと流れた時間は修学旅行で訪れた沖縄での日々だったと思います。

 

都立の高校に通っていたので修学旅行は毎年沖縄だったのですが、私の年だけは例年のホテルでの宿泊とは異なり離島での民泊だったんですよね。

 

民泊というと聞き馴染みが無いかもしれませんが、島全体が生徒たちを受け入れる体制を取っており、4.5人の班で各家家にホームステイさせて頂くといった感じでした。

 

 

私の班がお世話になったのは一人暮らしのおばあの家でした。

 

いわゆる田舎の祖父母の家のようなものを想像していたのですが、実際にあったのは新築の平屋建ての一軒家でとても驚いた記憶があります。

 

一人で暮らすには大きすぎる家だったのでおばあに尋ねたところ、数年前に旦那さんが亡くなり孫もいなかったので思い切って子供たちを受け入れる為に建て直したということ教えてもらいました。

 

釣りに乗馬、牛の世話や米軍基地の見学。今までに無い経験をたくさんさせて貰った中で、私が一番好きだった時間は島に泊まって2日目のおばあの家で過ごした時間でした。  

 

お昼を食べて班の友達が皆昼寝をしている時。家の軒先に座り、快晴の空の下で庭のハイビスカスと石垣を見ながら音楽を聴いていたあの時間は世界で一番ゆっくりと流れた時間だったように感じます。

 

 

勿論、良いことだけではなく最終日にはおばあにたくさんのことを話して貰えました。

先の戦争の事や今の沖縄の現状の事。未来の事。

色々な考え方が対立を生んできた。それによって争いが起こったことも知っている。

だからこそ私はあの青い空がずっと続いて欲しいと願うのかもしれません。

 

 

 

 

 

あれ以来沖縄には行っていませんが、何故かテレビを観ていると時よりあの島での暮らしを思い出すのです。

 

 

 

何でテレビを観ると思い出すのかって?

 

 

だって度々ニュースや番組で特集される美ら海水族館

そこから見える島こそ、私が世界で一番好きな時間を過ごした伊江島なのですから。

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推しの事

これはあくまで私個人の考えであり、感情垂れ流しゆえ一部の方を不快にさせる恐れがありますので嫌な方はブラウザバックを推奨します。

 

 

 

 

 

皆さんはキャストの推しっていますか?

 

私の推しは紛れもなく諏訪ななかさんです。

 

最初に推した理由は単純に顔が好みだったのですが、知らず知らずのうちに沼にずるずると引き込まれてしまったわけです。

 

彼女の活躍の場面を見ていて嬉しいこともあるのですが、応援している中で少なからず悲しかったこともあります。

 

特に彼女に関してはネットでの誹謗中傷が多かったんですよね。

まぁ本名を垂れ流しにされるわ、過去のプライベートの写真上げられるわ、〇ラオケ大会だの言われるわ、散々でした。

いやマジ、自分が数十万人から応援されてるの分かってても、あれだけ言われたら俺なら泣くよ?いや多分数年は引きこもってるレベルかもしれない。

それでも休まず自分を磨き続けるってすごいと思いません?。

良く信者は好きなあまり盲目になってるから分かってないとか言われるんですが、推しが出来てなかったことくらい分かってるに決まってるじゃないですが。誰よりもその人を見てるんだから。

もちろん彼女の歌はお世辞にも上手いとは言えませんし、トークだって優れているとは思っていません。(ダンスの魅せ方はトップクラスだとは思いますが)

でも3rd live福岡で見たHPTなんて過去最高に上手かったんですよ。本当に嬉しかった。何度SNSで批判をみても応援してきて本当に良かったなって思えたんですよ。

 

 

まぁでも、あくまで歌唱において足を引っ張らなくなったってだけでまだまだ歌唱においても、ダンスにおいても更に上を目指せると思うんです。

だからこそ彼女をこれからも応援していきたいって改めて思った。

そんなわけです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう一つの奇跡

 

これは9人の少女達の輝きの裏で、絶望に苛まれながらも運命に抗い奇跡を起こした男の物語である。

 

 

6月9日早朝、私は物販に参加するため埼玉はメットライフドームの地に降り立った。

今日、この地でAqoursが3rd liveを行う。期待を胸に秘めながら物販の列に並んだ。

既に長蛇の列ができていたが列は流れている。遅くとも11時には事を済ませられるだろうと思い、私はイヤホンを耳に小説を開き暇をつぶしていた。

列に並びちょうど1時間が経とうとした時、異変が起こった。

私の内臓が音を立てて躍動し始めたのだ。

 

それは始め音もなく近づいてくる。ほんのわずかの間に五月雨は激流となり、突然宅急便の配達のようにけたたましくノックを始める。

 

それが全ての始まりだった。

 

短くとも19年間、常に寄り添い苦楽を共に過ごしてきた仲である。この異変に気付かないはずもない。これは耐えられる痛みなのかそれとも耐えられない痛みなのか、それは瞬時に判断できた。

素早くバッグに手を伸ばし私は茶色の小瓶に入った丸薬を手にした。かの日本帝国が露の地を攻める時に使用した丸薬である。

今まで幾度となく私の窮地を救ってくれたこいつに頼るしかない。私は数粒を口に含みポカリスエットで流し込んだ。後はこいつが効くまでの10分程度耐えきればいい。

そして私は再び小説を開き気を紛らわせた。

 

『これでまるの物語はおしまい』

 

全てが上手くいく。そんな風に思っていた私の願望は音を立てて崩れ去った。

 

『何で!どうして効かないの!』

 

私の必死の訴えに答えることなく激流は更に激しさを増していった。しかし、力には力を持って制するしかない。私は必死に自身のshadow gateを閉じることだけに意識を集中させた。 

集中力が外界を遮断する。

一生の様に長い時間戦い続けふと見上げると、あと一列で物販が買える位置まで進んでいた。緊張が解れた為か、先ほどの激流は深緑を流れる小川のように落ち着いていた。

何事も無かったかの様に物販を済ませ、万が一の為に私はトイレに向かっていった。そして向かっている途中、ふとAqoursラムネの販売が目に入った。

腹の具合は良い。折角だ、一本頂いて行こう。私は豪快に炭酸を流し込んだ。

 

今日は真夏日らしい。どおりで旨いわけだ。私は額の汗を拭った。ラムネのガラス越しに見る太陽は何故、これほど美しく心を締め付けるのだろう。

そんな意味もないことを考えている私に再び影が迫った。

 

『やつだ』

 

やつは私の身体に加速せよ、加速せよと命じる。膨張する速度は静止に近い。だが按ずることは無い、目の前に道はある。私は駅前のトイレに向かった。

 

これで全てが終わる。そう思った時、視界に入ってきたのは絶望の二文字だった。

 

個室が空くのをを待っている5人の人影が見える。全員、己の運命と戦った戦士であろう顔つきだった。10分も待てば大丈夫だろう。そんな甘い考えを持った私を神は許してくれなかった。

先ほどとは比べ物にならないほどの怒号。逆鱗を触れられた龍の様に私の身体は暴れた。これは10分と持たないことは確実だった。

駅の構内にもトイレがあったはず。ピンチの時ほど頭は冷静に働くものである。決壊しないように細心の注意を払いながら私は改札を抜け、駅のトイレに向かった。

 

外からは人影は見えない。キセキは起こったんだ。足掻いて足掻いて足掻きまくった道の先にキセキはある。そう千歌たちは教えてくれた。

青い羽が導くほうへ私は向かった。

 

しかしそう簡単に奇跡が起きるわけがなかった。

 

個室を待つ二人の影。極限の絶望。私の明日への扉は今にも開きそうだった。人としての尊厳を失うくらいなら恥をかいたほうがましだ。極限まで追い詰められた人間は理性が崩壊する。

 

私は人生で犯したことのない罪を犯した。

女性トイレに足を踏み入れた。

 

入口で出くわした初老の女性に個室は空いているかどうか尋ねた。彼女は入っても良いかという私の問いに心良く良いと答えてくれた。

でもこっちにしなさい、彼女が指さしたのは赤子と入る用の多目的トイレだった。

入れればなんでも良い。私は駆け込んだ。

 

急いでズボンを下ろそうとする私の目には疑いたくなるものが写っていた。

床にはあと一歩で奇跡に届かなかった者たちの夢が散乱していた。

 

倒れていった者達の願いと、後から続く者の希望

二つの思いが重なりあう二重螺旋。

それこそがラブライブ

 

『じゃあやめる?』

 

『やめない!!』

 

夢を壊さぬよう進んでいった先に更なる試練が待ち構えていた。夢の跡が便器にも表れていた。だがやるしかない。

 

夢の跡に降れぬよう色の白い場所に足を置き、私は全てを解放した。

 

今度こそ終わったんだ。

 

夢を拭き取ろうとした時、あることに私は気づいた。

 

紙が無い

 

神は私にどれ程試練を与えるのだろう。

見渡しても見渡してもあるのは夢の欠片ばかり。紙を求めようにもここは女性トイレだ、それは出来ない。だが、私は一つの案を思いついた。

 

『女声を出して紙を貰おう』 

 

今思えば、最悪解なのだがその時の私の精神状態では冷静な判断など出来るはずもなく迷わず決行した。

 

『ガチャッ』個室の扉を開ける音が鳴り響いた。 今だ!

 

『トイレットペーパーください!(CV伊波杏樹)』

 

数秒の沈黙の後、下の隙間からトイレットペーパーが転がってきた。

神はこの世に存在したのだ。

 

テンションの上がりきった私は犯してはいけない間違いを犯した。

 

『ありがとうございます!!(地声)』

 

 

 

 

 

それからのことは良く覚えていない。

夢を拭き取った後、人がいないタイミングを計り私は外に出た。

騒がしいはずなのに不思議と音を感じなかった。 自分の観る世界全てが色鮮やかに見えた。

 

 そういえば待ち合わせは所沢の駅だったな。

 そう思い出し電車に乗った。

 

 

買ったグッズを見せ合う人たち。お昼ごはんを何にするか決めあっている人たち。

全員に笑顔が溢れていた。

 

 

そんな綺麗な世界を見るのが怖くなり私はまたイヤホンを耳に小説を手にした。

 

 

ウォークマンから流れてきた曲は『起こそうキセキを』 

 

 

私の目からは涙がこぼれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

拝啓 諏訪ななか様

拝啓 

初めまして突然のお手紙失礼します。失礼とは承知でもこの気持ちをあなたに伝えずにはいられなかったので、私のこの想い、あなたの時間を少しお借りして綴らせていただきます。

貴方を初めて知ったのは一年半ほど前の、9つの陽の下に1万もの光が集いし宴の日でした。

友人に何気なく誘われ拝見した宴の中で笑顔で踊っている貴方を見かけました。とても素敵で美しい方だと思い、貴方の姿を追いかけているうちに次第に貴方の笑い声やふとした時の感情の昂ぶりに心を惹かれていき、気が付くと昼夜を問わず貴方の笑顔が頭から離れないのです。前へ前へと膨らんでゆくこの気持ちを何に例えたら良いのか。

そう私は、貴方に恋をしてしまったのです。

まるで子供がする愛の告白の様ですがどうやら私の心情を表すにはこの言葉以上には形容のしようがないようです。 貴方を見守っていきたい。 華よ、貴方は向日葵の様に明るく美しい。たった今、貴方はまるで向日葵の様と例えましたが、どうやら陽の光に照らされている私の方が向日葵に相応しいようで少し可笑しくなってしまいます。しかしながら私の今のこころ模様は向日葵ではなく、つつじの花の様にしとしと赤く色づいているのです。

貴方の笑い声、身振り素振りにはまるで夏の終わりの深い森に奏でる雨音のよう。

私の乏しい言の葉では言い表せないほどに貴方の笑顔や所作はその全てよりも美しく可憐なのです。

まったく面識のないあなたには私の綴った今の艶文はとても恐ろしいものでしょう。しかし面識が無くとも私が思ったこの気持ちに間違いはないのです。例え伝わらなくともそれで良いのです。この気持ちを伝えることが出来て後悔はありません。これが偽らざる私の本心なのですから。

私の恋など報われなくて良い。ただ、私の綴った一滴の雫が貴方の日々の健闘の癒しとなってくれれば嬉しいものです。 近々3度目の宴が催されますが、貴方が水色の羽を自由に羽ばたかせることを切に願っています。

敬具

Aqoursという名

Aqours 3rdライブまであと一週間を過ぎましたね。一週間後の自分があの場にいるなんて想像も出来ないのが正直なところです。

てなわけで心を落ち着かせるために少し雑談をしたいと思います。

 

 

皆さんはAqoursの名前の由来はすでにご存じだと思います。「水」を意味する「Aqua」と「私たちのもの」を意味する「ours」が出会いできた、とても素敵な名前です。今回はその中でも「Aqua」という言葉について書いていこうと思います。

少しの間お付き合い頂けると嬉しいです。

 

・Aquaの由来

元々「Aqua」は水を意味するラテン語であり、同じく水を意味するサンスクリット語の「Arghya」(閼伽)[あか]と同語源であるとされています。辞書にはこのように書かれていますが、本来の「Arghya」は水ではなく「貴重な・価値のある」という意味を持つ言葉でした。その後、水という意味に変わっていくのですから、本来は同語源ではないのかもしれません。しかし後に閼伽は水の意味として使われるようになったのですから不思議な偶然です。

私は単なるこの偶然にAqoursの姿が重なるように思えます。

 

限られた時間の中で価値ある輝きを求めて駆け抜けて行くスクールアイドル。そして、旧Aqoursと新Aqours、二つの思いが重なり唯一の意味を作っていく。そんなAquaという言葉すらもAqoursの物語の一部のように感じられるんです。

 

Aqoursの広がり

AqoursはファンミーティングやLAでのライブなど、数多くの海外公演を行っています。その影響もあり外国の人々にもAqoursが受け入れられているように感じますが、ここまですんなり受け入れられるのにも、語源からある理由があるのではと思います。

 

 閼伽という言葉は、インドから中国を経て日本に入り、古く平安時代源氏物語徒然草にも登場します。

またAquaは広くヨーロッパにも広がり、イタリア語で「アクア」、ギリシャ語で「アクア」、スペイン語で「アグア」と同じ語源によっており、現在でも広く世界中で使用されています。もちろん日本でもアクアという言葉は日常生活で度々見かけます。

この様に昔から世界中で自然に使われ続けた言葉だからこそ、Aqoursという名前は人々の心にすんなり受け入れられたのではと思います。

 

 

 

そんなわけでAqoursもといAquaという言葉への雑談でした。

こんなのこじつけだと言われればこじつけ以外のなにものでもないのですが、意味を見い出すことが楽しかったりするんですよね。

梨子ちゃんもこの世界に偶然ってないのかもって言ってましたし笑

 

ではでは、短い間でしたが読んで頂き本当にありがとうございましたm(_)m

 

 

 

 

 

 

 

映画『リズと青い鳥』

 

 

                    disjoint

 

ユーフォを原作から読んでいる身として今回の映画化はとても嬉しく、絶対に見に行きたいと思っていて、今日、やっと見に行くことが出来ました。

 

文章に本編の内容が含まれるのでそこの点だけご了承ください。

 

・物語

この物語は、コンクールの自由曲である『リズと青い鳥』を練習していく中での、鎧塚みぞれと傘木希美の成長物語です。

前作の主人公であった久美子たちはほぼ2,3言しか話さず、この2人と3年生たちがメインの話となります。

時系列は三年生が卒業し、新1年生が加入した後の話になっています。部長となった優子と副部長の夏紀の相変わらずの絡み出てくるので、本編を視聴した人には嬉しいところになってますね。

 

 

・みぞれと希美

希美は活発的で明るく、先輩後輩問わず友達も多い印象を受ける子。

一方、みぞれは内気で感情を表に出さず、中学で吹奏楽部に誘ってくれた希美に執着している子です。

みぞれにとっては希美しかいないのに、希美からすると、みぞれは多数の友達の中の一人であるような印象を受けます。

 

みぞれは希美がするなら私もするといったように、常に希美の後を追いかけていました。物語の中盤、みぞれは講師の先生に音大の受験を勧められます。

その事を希美に話すと、何故か希美も音大を受験すると言いました。

音楽をやってる以上、希美も音大の受験の厳しさは知っているでしょう。ましてや、受験を推薦されたわけでもない希美が何故音大の受験を決めたのか。

 

その答えはみぞれに対する劣等感でした。

冒頭、音楽室への階段を上がる演出にもある通り、常に希美がみぞれを引っ張る立場でした。しかし本気の演奏技術はみぞれの方が高く、講師に推薦されたのはみぞれだけでした。

進路希望表を白紙で出したのはみぞれだけでなく希美同じであったのに。

 

自分が持ち合わせていないみぞれの音楽の才能、自分がいないと何もできないみぞれに対する歪んだ優越感から希美はみぞれに執着していました。

みぞれから希美への一方通行の執着に見えた関係は、共依存だったんです。

 

 

リズと青い鳥

自分の世界に閉じこもりひっそりと一人で暮らしていたリズ。そんなある日、彼女の前に青い鳥が人の姿で現れました。いつしか二人は仲良く暮らすようになりましたが、リズにある悩みが浮かんできます。

青い鳥は自由に空に羽ばたいていける翼をもっている。

自分がそれをとどめてしまっているのではないかとリズが葛藤する物語。

これがみぞれと希美の関係にリンクしているのですが、最後に逆転が起こります。

 

物語を見ている私たち、ましてやみぞれと希美も、リズがみぞれで青い鳥が希美だと思っていた。でもそれは違ったのです。広い空に飛びたてる青い鳥がみぞれで、それを抑え込んでいたのは希美でした。

それに気づいたみぞれはソロパートで自身を解放した渾身の演奏をします。

その演奏を聴き希美は涙を流します。

その涙はみぞれが飛び立ってくれたことへの嬉しさと自分では到底追いつけない大きな才能を目にした諦めの意味が混じったもののように感じました。

 

 

物語の最後、階段を下りる場面ではみぞれが上にいて、冒頭と立場が逆になっており、そこで希美は宣言します。『みぞれのソロを完璧に支えるから、少し、待ってて』

 

悩みぬいた先に、彼女たちは自分自身の道を選ぶことが出来ました。

 

 

・まとめ

軽い気持ちで観にいったら本当に度肝を抜かれましたね。

物語もさることながら、色彩、bgm、効果音、全てに泣かされました。

自由に羽ばたかせてやるのは、相手を嫌っているからではなく、愛ゆへの決断なんですよね。

彼女たちは別々の道に進みますが、またどこかで一緒になるのだろうなと思います。

 

なんたって物語はハッピーエンドが良い、ですからね。

 

                      joint

 

 

 

私とAqours

大学も春休みということもあり、あまり早い時間に寝られないのでAqoursと自分の出会いを少しお話したいと思います。

 

 

サンシャインのアニメの一期が放送されている時、私は大学受験の真っ最中でした。

その時はあまり深く本編を見ていなかったのですがアニメとしては面白いと思っていたうえ兄もハマっていたので、受験の際の少しの楽しみとして兄がBDを買ってくれていたのですが私はキャストにあまり興味がなく、1stの申し込みもとりあえず応募しておくかといった具合でした。

結果1stは両日ともに外れたのですがその時はあまり悔しいといった気持ちが無かったんですよね。

当時はそのくらいAqoursへの気持ちは弱かったんです。

 

 

そして、大学受験の方はというと、第一志望の大学には落ちてしまいました。

自分なりには勉強したつもりでしたし、正直言えば多分受かるだろうとどこかで思っていたんですよね。

そんな結果は認めたくは無かったのですが、何度自分の受験番号を打ち込んでも結果は不合格のままでした。

そんな甘い気持ちで受かるわけはないと言われれば反論の余地は無いですが、当時は何もする気が起きないほど落ち込んでしまいました。

 

振り返ってみればそれまで私が生きてきた中で特別できなかったことってなかったんですよね。勉強も運動もある程度出来ましたし、友達も多いとは言えませんが程々にいます。ある意味人生で初めて味わった挫折でした。

 

全ての大学の合否が出たのが2月の中旬頃、受かった大学の入学締め切りが2月いっぱいだったので親に数日考えさせてほしいとお願いしました。

浪人なのか、それとも受かった大学に進むのか。

 

そんな中で友達に1stのLVに行かないかと誘われたんです。

当時は私自身LVというものを知らなかったですし、失礼を言えば4000円出して生中継を見てもな、といった気持ちでした。

そして人生初のLVが1st 2日目だったんです。

 

歓声とともにスクリーンに浮かびあがる9人の影。

『見たことない夢の軌道追いかけて』

あのopで見た景色がそのまま目の前に現れている。

これがライブなんだ、これがラブライブなんだと感じたのを覚えています。

 

 

そしてあの曲、想いよひとつになれです。

 

始まってすぐに聞こえたピアノの外れた音。

ピアノの伴奏が無くなり、間もなく曲が止まりました。

1万人の観客で埋め尽くされているはずの会場には静寂が流れ、聞こえるのは一人の女性の泣きじゃくる声だけ。

まるで時が止まったかのように長い時間が過ぎていくように感じました。

そして桜色に染まる会場。

スクリーン越しで届くはずは無いのに私も必死で彼女の名前を叫んでいました。

 

そして曲が再開されましたが私の中ではまた失敗してしまうのではないかといった不安が過っていました。

一度犯してしまった失敗は失敗しないようにと思えば思うほど、その願いは呪いのように体に纏わりつき何度も失敗を繰り返してしまうんですよね。

自分が楽器をやっているからこそ分かる不安でした。

今度失敗したらこの曲は出来ないかもしれない、もっと言えば彼女の中でトラウマとなり二度と観客の前に姿を見せられないかもしれない。

そんな失敗を覆すように彼女は演奏しきりました。

震える指で押した、最後の鍵盤。

あの光景は今でも鮮明におぼえています。

 

そして、ライブが終わって家に帰り、自分の気持ちにけりが付きました。

 

浪人はせず受かった大学に進もうと。

どんな川でも魚は泳げる。

彼女たちのようにステージの上で輝くことは出来なくても、どんな場所だろうと自分だけの輝きは手に入れられると確信できました。

何処にいようが自分次第で全ては変えられる、そんな気がしたんです。

 

 

 

 そして、私にはなりたい夢があります。

それは日々生活している中でその人たちが活躍していることを理解できる人はごく少数な職業です。

だけどその人たちがいなければ世界は回らない。そんな縁の下の力持ちに私はなりたいんです。

その夢が叶ったら一人一人に手紙を出したいと思います。

私の人生を変えてくれて、私を救ってくれた18人に。